tobiuo1990の日記

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本当に還元は割引ほどお得ではないのか?

割引とポイント還元のどちらがお得か。
ずっと前は特に何も考えず「還元も割引も一緒」だと思ってましたが、
テレビかなんかで、実は還元は割引ほどお得ではないという話をきいて「割引の方がお得」と思うようになりました。
ただ、どっちも一緒じゃない?と最近また思うようになったのでそう思う理由を書いていきます。

 

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まず、よく聞く「割引の方がお得」理論について説明しておきます。

例えば定価¥1000のものを買うとき
・50%割引の場合、¥500出して¥1000分を購入できる、50%のお得をしたことになる。
・50%還元の場合、¥1000で購入し500pもらうのでその500pで¥500分の買い物ができる。あわせて¥1000出して¥1500分を購入できたので33%のお得をしたことになる。
よって割引のほうがお得という話です。

しかし、この理論に対しては何か腑に落ちないところがありました。それについてぼんやり考えてみていたら
割引で¥500出して¥1000分を購入したあと、定価¥500の商品を購入した場合も¥1000出して¥1500分購入したことになるのではないか
ということに気が付きました。
「割引の方がお得」理論のズルいところは、還元の場合にだけ次回の購入分を計算に入れているため、お得が希釈されているということです。(次回購入分は定価なのでお得0%)
しかし、還元の方は次回購入時にポイントを使用することで初めてお得を享受することができるので、次回購入分を考慮しないと計算できないのです。
還元の場合は次回購入分を考慮せざるを得ないので、条件をそろえるために割引の方も一緒に次回購入分を含めて計算してあげる必要があります。
そうすると、割引も還元もお得具合は一緒ということになります。
割引は即時でお得、還元は時間差でお得*1

また、考えられる割引と還元の相違点としては、
割引は現金でお得を得られるけど、還元は(基本的には)ポイントで得る、という点です。
少し言い換えると、
割引で得たお得(=現金)はどこでも使えるけど、還元で得たお得(=ポイント)はその店でしか使えない、
ということです。
つまり、割引の場合は確実にお得だけど、還元の場合は次回以降そのお店で購入する予定がないのならお得にならない可能性があるということです。
ただ、継続的に利用するお店なら特に問題はない(=割引同等のお得を得られる)とも言えます。
割引はどこでもお得、還元はそこだけお得

これまでの話を踏まえての結論としては、
継続的に利用する店舗においては、還元も割引同等にお得。
そうでない場合は割引のほうがお得になりえる。
ということです。

私はよくAmazonで買い物をするのですが、特にKindle本を頻繁に購入します。
Kindle本はよく還元セールをやっているのですが、今までは「割引の方がお得」理論を信じていたので「50%還元って言っても、しょせん3割引き程度だからな」と思って還元セールには手を出さず、割引セールを待っていました。
けど毎回還元セールが行われているのを横目で見ていてモヤモヤがつもり、「割引の方がお得」理論を覆したかった、というのが今回のことについて考えた経緯になります。
これで心置きなく還元セールの時もKindle本を買えるようになりました!

*1:現在価値を考えると時間を要する還元のほうが不利ですが、ここで議論している金額は数百円から高々千円くらいであることを考えると時間差による不利益はほとんど無視できると思います。